障害年金の再申請に関するQ&A

文責:所長 弁護士・社会保険労務士 古田裕佳

最終更新日:2023年05月26日

障害年金の再申請に関するQ&A

Q障害年金の申請結果に不満があるのですがどうすればよいですか?

A

 障害年金の申請をしたが、不支給決定となってしまった、等級認定を受けることができたが思っていた等級より低かった等、結果に不満がある場合は、障害年金の再申請という方法があります。

Q再申請はいつできますか?

A

 障害年金の再申請は、いつでも行うことが可能です。

 更新の際に等級が下がってしまった場合には、1年経過しなければ元の等級に戻すための申請をすることはできませんが、再申請にはそのような縛りはありません。

Q再申請はどのようにして行うのですか?

A

 再申請は、診断書や病歴・就労状況等申立書等の書類を再度整えて、日本年金機構に提出します。

 ただし、日本年金機構には、1回目の申請の際に提出した資料が保管されていますので、1回目の申請の際に提出したものと矛盾しないように注意する必要があります。

 例えば、1回目の申請の際に提出した診断書には「できる」と記載してあるところが、1か月後の再申請の際には「できない」に変わっていた場合には、整合性がなく信用性に欠けると評価されてしまう可能性があります。

Q再申請で認められる可能性はどれくらいあるのでしょうか?

A

 再申請では、上述のように1回目の申請の際に提出した資料との整合性も確認されるため、1回目の申請よりも認定されるハードルが高くなる可能性があります。

 さらに、場合によっては、医師との間で診断書等の内容について協議をする必要が生じることもあります。

そのため、弁護士等の専門家に相談した上で再申請を行うことをおすすめします。

 また、障害年金の再申請は、初回申請よりもハードルが高くなってしまいますので、まだ申請をしていない場合には、初回申請からしっかりと診断書の内容や病歴・就労状況等申立書の内容を精査し、不十分な記載があれば医師に追記を依頼するなどの対策を講じるのが得策であると思います。

 障害年金のご相談は、当法人までお気軽にご相談ください。

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